資金力が強いサッカークラブ クラブランキングで上位にいる
2018年1月頃、監査法人デトロイト・スポーツビジネスクラブは2017年度におけるサッカークラブの収益ランキングを発表しました。収益が1位のマンチェスターユナイテッドは日本円で約919億円という利益を上げており、前年度と比較すると若干減少傾向にありますが、2年連続で1位を獲得しています。
そんなマンチェスターユナイテッドはUEFAが発表するクラブランキングでは、9位と欧州の中でもトップ10(2016-2017シーズン)に入るほどの実力です。世界的に知られているレアルマドリードは、資金力ランキングでは2位(917億円)ですが、UEFAクラブランキングでは1位となっており、資金力が強いサッカークラブは欧州の中のクラブランキングでも上位にいることが分かります。
では日本ではどうでしょうか。
2016年度の営業利益を見てみると、1位は浦和レッズ(66億円)、2位は鹿島アントラーズ(55億円)とアジアチャンピオンズリーグで1位になったことがあるチームが営業利益でも1位・2位を占めています。また、2016年度のJリーグ順位は1位鹿島アントラーズ、2位浦和レッズとなっており、こちらも資金力があるチームが成績でも上位にいることが分かります。
このようにサッカークラブの強弱は資金力がものをいうといっても過言ではないでしょう。しかし、資金力があるからといってサッカーチームの成績が良いかというと、「必ずしもそうである」とはいえず、その時の選手のコンディションなどによって「ジャイアントキリング(番狂わせ)」が起こることもあり、そこがサッカーの楽しいところともいえるのではないでしょうか。