天皇杯

1993年にJリーグが始まって以来、毎週テレビではJリーグの試合が中継されスタジアムへ脚を運ぶ人も少なくありません。Jリーグ発足以来サッカーは国民的人気スポーツの一つとなりました。

しかし1898年に創立したイタリアのセリエA、1929年に創立したスペインのリーガ・エスパニョーラなど世界のリーグと比べると歴史が浅いように感じられます。

実は日本にはJリーグが発足するより以前から行われているサッカーの大会があります。それが天皇杯です。1921年から始まり今年で第97回の歴史ある大会です。出場チームはJリーグに所属するチームだけでなく都道府県代表チームが参加し総勢88チームが日本一を目指して戦います。そのためプロチームとプロチームの対戦だけでなく、プロチームと予選を勝ち上がったアマチュアチーム、中にはプロチームと予選を勝ち上がった大学の部活、高校の部活など普段当たることのないカテゴリーとの試合が見られるのも特徴の一つです。

毎年下のカテゴリーが上のカテゴリーのチームに勝利するジャイアントキリングが起き、大学の部活がJ1のチームに勝った例もあります。これも天皇杯の魅力の一つと言えるでしょう。決勝戦はこれまで元旦に行われこの日程も魅力の一つでした。